なんとなく

聴いてる音楽とか

宇宙のみなしご

宇宙のみなしご (角川文庫)

宇宙のみなしご (角川文庫)

森絵都さんの小説はいくつか読んだことあって、なかなか好きな感じだったので次は何を読もうかと迷っている時にこれを選んでみました。ピロカルピンのアルバムと同じタイトルですが、これはピロカルピン側が森絵都さんに承諾を得て付けたみたいですね。姉弟の掛け合いが微笑ましく、読みやすかったです。読後感も良い。結構昔の作品なんですね。

宇宙のみなしご

宇宙のみなしご

アルバムの一曲目「時間計」最後の曲「ベンジャミン」なんてまさにこの小説に合ってる気がする。


ついでにもうひとつ。

羊をめぐる冒険(上) (講談社文庫)

羊をめぐる冒険(上) (講談社文庫)

羊をめぐる冒険(下) (講談社文庫)

羊をめぐる冒険(下) (講談社文庫)

人間にとりつく羊をめぐる話。ヒツジツキの由来みたいですね。羊憑き。羊抜け。おもしろいけど、やっぱり読みやすくはないなー。後半はどんどん進めたけど、前半は辛かった。現実的じゃないことが起こっても、そうだよな、と不思議と納得してしまうのはなんだろう。上巻に「ドーナツの穴は存在か空白か」という話が出てきた。これは予期してなかった。藍坊主の「ハローグッバイ」の歌詞の一部に引用されてますよね。


普段音楽についてしか書いてないので本も少し関連したのを選んでみました。