なんとなく

聴いてる音楽とか

20140925 Syrup16g Hurt リリース記念ツアー「再発」@なんばHatch

ライブを観れるという実感がないまま開演を迎えた。
MCのニュアンスとかは違うかもしれません。


2曲目「神のカルマ」のイントロで会場が沸いた。五十嵐さんが叫んだ時、照明が一気に明るくなったのも相まってか、本当にぞわっと鳥肌が立った。ああ本物だって。
「Stop brain」ではギターのチューニングミス。明らかに気持ち悪い音で、それで行くのかと心配してたら、北田さんが弾き始めたところで中断。その後の「申し訳ない!」と、観客からの「五十嵐らしい」という声に対する「らしいってなんだよ、覚えてろよー」みたいなやり取りが第一声。
「ただいま戻りました、Syrup16gです」と言って「君待ち」を始めるのだからずるい。「生活」なんていう定番曲も素直に嬉しい。アップテンポな曲では少なくとも前方は盛り上がってるように見えた。他のバンドに比べると大人しい方なんだろうけれど。「生きているよりマシさ」はのりにくいから?他の曲に比べて腕が上がってなくて意外だった。この曲、当初の印象に比べて今では結構好きな曲になってしまったけど、この話はそのうち書こうかな。
「ex.人間」聴けて良かった。からの「ニセモノ」って流れはわざとだろうか。「ハピネス」「理想的なスピードで」はアコギで座って演奏。「ハピネス」ってこんなに良い曲だったか。好きなのは好きだったけど、再確認するほど印象的だった。
「落堕」の「寝不足だって言ってんの」では観客にマイクを向ける。「リアル」も含め、単純にバンドとしてかっこいいなーと思った本編だった。


アンコールでは、五十嵐さん・中畑さんは「再発」Tシャツで、北田さんは「Hurt」Tシャツで出てきた。まあ、北田さんは着ないよなーと思ったら二回目のアンコールでは五十嵐さんが「Hurt」Tシャツに、北田さんは「再発」Tシャツになってたり。
「エビセン」の時はなぜこの曲、どういう気持ちでこの曲を選んだんだろう、と考えていた。終わった後に他会場のセットリスト見るとここが変わってて、名古屋が「イマジン」、東京が「希望」だったようで。なんだか意味深な曲達。
そしてこの日印象的だったMCの一つが「旅立ちの歌」前の「好きじゃないとか言ってるけど、この曲を歌いに来たんだと思います」。これもアコギだった。

泣きたくなるから
反応してくれよ
必死に言葉 紡いで
君とまた会えるのを 待ってる

終わった後、前傾で走ってはける五十嵐さんが笑いを誘っていた。これが愛される所以か、と思っていた。メンバー紹介をしたのはいつだったか。北田さんをスパーベーシスト他色々なほめ言葉で、中畑さんをシロップの太陽と紹介していた。


ダブルアンコールの「空をなくす」で天井からミラーボールが下りてきたのがなんか可笑しかった。回っていたのは初めのAメロくらいだったけれど。この曲は特にライティングが凝っていた印象。「ツアーが終わってしまうのがさびしい。これが終わるとひきこもる。曲書いてまたライブしたい」(大意)という「旅立ちの歌」みたいなこといってたので期待してる。正直なところ、別にリリースなくても良いからツアー回って欲しいし、過去音源集出して欲しい。
「空をなくす」で終わり?な雰囲気だったけど五十嵐さんが前方に来て、よく見えなかったけどステージから降りようとしたのかな。ドラムに立っていた中畑さんを見てギターを弾き出し、中畑さんもそれに合わせてエアギターをする。北田さんの「やれやれ」感も合わせての微笑ましいやり取りから「真空」へ。急遽やったという感じにも見えた。他の会場のセットリストにはなかったようだし。
約2時間、あっという間だった。観る前はもっと感傷的になってしまうのかと思っていたのだけれど、案外普通に楽しめてしまった。次があることを願っています。






1.Share the light
2.神のカルマ
3.Stop brain
4.ゆびきりをしたのは
5.君待ち
6.生活
7.哀しき Shoegaze
8.生きているよりマシさ
9.ex.人間
10.ニセモノ
11.ハピネス
12.理想的なスピードで
13.宇宙遊泳
14.落堕
15.リアル


-encore-
1.イカれた HOLIDAYS
2.エビセン
3.旅立ちの歌


-w encore-
1.パープルムカデ
2.coup d'Etat 〜 空をなくす
3.真空