なんとなく

聴いてる音楽とか

2013まとめ

今年も自分の好みに合ったCDをいくつか。SSWばかりですね。


concourse

concourse

毎年のようにPERIDOTSを選んでいるのでワンパターンだと思われているかもしれないという躊躇はありつつも、選ばざるを得なかった。
PERIDOTSの代表曲と思われるものをほぼ出し切っての3rdAL。頭3曲、表題曲、「某月某日4時」「はじめから」が一応新曲ということになるのかな。そこに2009年頃、ファンが飢えている時にYouTubeに公開された「Rush」「鳥」「春風、吹かれたら」、少し古い「YOU ARE THE SONG」にかなり古い「Ho!」。こう並べるとこのアルバムに関しては昔の曲の方が好きかもしれない。
「Rush」はリズムやアレンジが複雑なわけではないと思うのだけれど、あのかっこよさ、メロによるんだろうか。こういう歌を歌える邦楽SSWってあまりいない気がする。「Ho!」のようなポップさがあるのにリード曲にしないのがなんともタカハシさんらしい。そして「某月某日4時」、一番引っかかる曲ですね。



「0」

「0」

前作「うたびこ」から一曲一曲の重さが変わってきたなと感じていた。今作はテーマを感じる選曲で結構暗めですね。「0」というタイトル、穴という意味のようですが色々と掛かっているのかな。トンネルで録ったという約12分の「いりぐちでぐち」の後に2分ほどの「うたのけはい」がくる緩急のあるつくり。暗いトンネルから出た後の外の眩しさを思い浮かべてしまう。
SFという手法は現代を照らし返すものだというような言葉をどこかで読んだことがある。そういう意味で「Mars 2027」はとてもSFしていると思った。


eureka

eureka


再生の風景

再生の風景

結局ラストアルバムということになってしまった。その補正がないかといえば嘘になるかもしれない…。
改めてとことんキャッチーなバンドだなと思った。音源を聴いたのと同じくらい頭の中で再生されていた。最後にせめてワンマンを観たかった。

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・次点
「A-E」 / LILI LIMIT

今年ライブを観て一番衝撃を受けたのがこのバンドです。すぐに音源を買いに行ったらこのミニアルバムしかなかった。歌詞は初回限定らしく手に入らなかった、かつほとんど英語詞なので分からず。個人的には歌詞でもグッとくることがあれば上に載っていたかもしれない。主に福岡で活動しているものの、来年から東京に行くとのこと。某レーベルが好きな方にはわりと有名かもしれないし、近いうちに多くの人が名前を目にすることになるようで。基本的にはポストロックなんだろうけど、曲・アレンジが多彩でこれ一枚でも何かしら気に入る曲があるかと。
「A-E」というタイトルがついているのは、曲名の頭がAnd,Blood,Create…という風になっているからで、この後も続くらしい。次の音源がかなり楽しみなバンド。


虚言者が夜明けを告げる。僕達が、いつまでも黙っていると思うな。

虚言者が夜明けを告げる。僕達が、いつまでも黙っていると思うな。

2012年11月リリースなので正確には昨年のCD。今年メジャーデビューしフルアルバムも出ましたが、やはり聴いてきた時間・内容の密度で言うとこの1stminiになるかなと。サポートで中畑さんが叩いてるからという訳ではなく、聴いてるとシロップを思い出すことがある。全然似てるとかではないんですが歌詞の引っかかり方なのか。最近の邦楽の歌詞はぬるい、と思ってる人には良いかもしれない。


染まる音を確認したら

染まる音を確認したら

京都のバンド。若くてびっくりした。このバンドに関してはAmerican Footballという名前は出しても許されるのかなと思う。複雑ながら繊細な音が心地よく、何周もできてしまう。


オルグ

オルグ

歌詞も音も独特。魅力的な妖しさがあると思う。初の全国流通で、これに合わせて1stも再リリースなのでぜひ。


ライブ観てるとBBBみたいな立ち位置のバンドになりそう。「カーニバル」みたいな重めの曲をもっと聴いてみたい。


A Golden Wheel

A Golden Wheel

日本語詞の曲も良いと思うんですが今後増えないんでしょうか。次はもう少し早めのリリースだと良いな…。


テレフォン No.1

テレフォン No.1

久しぶりの新譜。アルバムとしては今までで一番好きかもしれない。